Ai chan periodico 2003.10.02 ESPECIAL
青年海外協力隊の制度の一つに「任国外研修旅行」と言うのがあります。これは、派遣期間中に活動の一環として、受入国の近隣諸国におけるプロジェクトや市場調査、隊員との情報交換等を図り、より一層効果的な協力活動を展開させる事を目的として行なう旅行です。
ということで、9月7日〜27日の規定にある3週間を一杯に使い、「コスタリカ・パナマ・メキシコ」に行って来ました。今回は、ホンの一部を伝えたいと思います。
コスタリカ
ニカラグァから飛行機に乗り約1時間。国立公園が多数あり、様々な生態系を見ることが出きるコスタリカ。 飛行機から降りサンホセ市内に向かうためのバスを捕まえるために飛行場から出た。ニカラグァでは見ることの出来ない立体道路。クーラーが利き、窓ガラスがキレイで座り心地のいいバス。日本では当たり前の事だったが、ニカラグァで生活し久しぶりに外に出た私は、何気ない事だが新鮮に感じ、少しドキドキしてしまった。
フォルツーナ〜モンテベルデ自然保護区
サンホセからバスで約4時間の所にある街、フォルツーナへと向かった。現在も活動しているアレナル火山を見上げる事の出来るフォルツーナ。期間中、雨季と霧の国コスタリカにしっかりとはまってしまい、赤いマグマの流れは見ることができなかった。
洞窟探検を体験した。ヘルメットに長靴、軍手に懐中電灯、マスクのふる装備で洞窟の中に入った。
洞窟の中には、ガイドと私を含める4人がライトを照らしながら歩いた。進むに連れ豊富な水が流れ、狭い道は腹ばいになり、気が付くと、全身濡れていた。途中、一緒に歩いていた5人が腰まで水に浸かりながら座り、明かりを全て消した。みんな口を閉じた。
夜は、タバコンリゾート(温泉)へ行った。その日の洞窟探検の疲れと、今までのニカラグァ生活での疲れを一気に取る事が出来たような気がする。ニカラグァの生活の中では、湯船に浸かると言う事は無い。水着を着ての湯船だったが、気持ちが良かった。
次の日は、湖を渡り、トラックに乗ってモンテベルデ自然保護区へと進んだ。熱帯雲霧林という独特の生態系であるこの地区には、いろいろな動物が生息している。国立公園ではないものの、民間団体によって管理運営されている自然保護区で、熱帯雨林研究や自然保護教育の場としても有名である。
同日、樹上30mに設けられたプラットフォームからロープを滑車で渡り、樹冠を観察するキャノピーに参加した。始めの2〜3箇所は少し怖かったものの、徐々に慣れ、樹冠を観察しながら渡る事が出来た。そこには、今までに見た事の無いまでの多くの樹木が豊かな太陽と水を一杯に吸っていた。また、樹木から下がっているツルを使い、ターザンになりきって揺られた。
翌日は1周約3.5kmのコースに地上から約50mの高さに架けられた橋を偶然出会った65歳のアメリカから来たおバアチャンと手を取りながらゆっくりと歩き、渡りながら樹上の生態系を観察した。前日に引き続き、多くの樹木を見ることができた。自然の光と空気をいっぱいに浴びる事が出来、心が洗われる気がした。
しかし、バードウォッチングや多くの動物や昆虫の観察を堪能したとは言えない。歩いている頭上を私が前日に体験したキャノピーツアーの滑車音が止まない。それが騒音として、聞こえる。ここでもまた、自然の姿を大切に保護したいのと、それを見たいが為のアトラクションが交差していた。
http://www.selvatura.com <http://www.selvatura.com/>
http://www.museocostarica.com/loader.asp?dept=2
パナマ
コスタリカを後に12日朝、次の国パナマに入った。空港からクーラーが利き、キレイな内装のバスに乗りシティへ向かった。パナマ運河によって富を手に入れ、かつてのスペイン植民地時代の都市遺跡と、私が忘れていた高層ビル群を見る事が出来た。バスから降り、実際に自分の足でパナマの地を踏んだ時には、周りにビルが立ち並び、押し寄せてくるような気がした。そして、ここでもまた、口を開けて上を見上げてしまっていた。
サンブラス諸島
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13日の早朝便でパナマの北東部のカリブ海沿岸からコロンビア国境にかけて、350以上の島々が散らばるサンブラス諸島。前日に見たシティの超近代的高層ビル群と対照的で約5万人ほどのクナ族というインディへナが住んでいる。彼等の民族衣装である「モラ」をじっくりと見ることが出来た。歴史的意味のある模様から近代的な模様まで多くのデザインを見ることが出来た。このモラの歴史は100年ほど前から始まったと言うのには驚いた。島を訪問するために船が着くと、それまで家の軒先でおしゃべりしていた女性達は、家の中から自分の作ったモラを売るために飾り出した。そして英語とスペイン語が混ざって××ダラー($)と商売を始めてくる。「ムーチョ・トラバホ(仕事いっぱい)」とも言って来た。そして、写真を撮ろうとすると、怒りだし、「撮るのだったら$1払え」と言ってきた。自分たちの民族を守ろうと習慣・言葉・文化を守っているのはすばらしい事だと思ったが、少し嫌な気持ちにもなった。 ただ、彼女達は頭がいい。そして、創造力豊かで忍耐強さを見ることが出来た。ニカラグァ人に欠けている所である。だからこそ、自らだけの力で自治体を運営する事が出来、文化を守りながらも観光開発の面で成功しているのだと思った。 もちろん、シュノーケリングも楽しんだ。
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メキシコ
オアハカ
メキシコ到着当日にオアハカへ向かいうことにした。翌朝早朝、コロニアル建築が並ぶ街の中心であるソカロ、カテドラルを眺める事の出来る店で朝食を取った。周囲には、観光客用の警察官や案内を見る事が出来た。そして、中央アメリカ最古の遺跡であるモンテ・アルバン遺跡へ(左の写真)と足を運んだ。
そして、先住民の村へ足を踏み入れた。オアハカ中心街のコロニアル様式とは異なり、ニカラグァの生活を思い出させるような道だったり、家だったりした。しかし、雰囲気が全く違った。と言うのは、多くの人々が、カラフルな民族衣装(真ん中の写真)を身にまとって生活しているからだ。赤やエンジをベースにカラフルな刺繍が施されて、楽しませてくれた。多くの子供達が道で遊んでいる様子も見る事が出来た。
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2人姉妹の子供の写真を撮ろうとすると、「ダメ・ウン・ペソ(1ペソ頂戴)」と妹が私に対して訴えた。その直後、お姉ちゃんが「シンコ(5ペソ)、にしな!」と、妹に対していっていた。きっと、外国人はいっぱいお金を持っていて、シンコと言えば、もらえると思っているのだろうなぁ。シティや空港を見ているだけでは途上国とは疑いたくなるけど、こういう子もいるんだな、と現状を目の当たりにさせられた。お金をあげるのを拒否し、落ちている木の種を拾っている様子を見ていた。そして、何か出来ないかと、持っていた折り紙でツルを折ってあげると、他の子供達も寄ってきた。そして、集まった女の子4歳〜12歳5人に対して、即席「ミニ折り紙教室」を開催した。作ったのは、簡単な花。初めて(?)の折り紙だけに、苦労はしていたが、大きいお子が出来ない小さい子に対して、どのようにやればいいのかを教え、手伝う姿を見ることが出来た。その姿はとても自然だった。<折ってあげたツルを持っている姉妹>(右の写真)
コスメル
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世界でも代表的なリゾート地、コスメル。世界各地からの観光客が訪問していた。アクティビティーやお土産屋はペソ(メキシコ通貨)とドル(US$)表示になり、客引きの定員もスペイン語と英語を話していた。シュノーケリングを体験中、ガイドが大きなカニを岩場から発見し、獲ってくれた。船に乗りこみ、そのカニを持ってみんなで記念撮影なるものをした。撮影が終わり、身が詰まって美味しそうだなぁと感じていた所、ガイドが「カニを戻してくる」と言った。ツアーに参加した私を含め全ての人が「どうして!?美味しそうなのに!食べたい!!」と感じ、一人が質問した。海は国立公園の一部で、透明度等を守るために、漁業等が制限されているとの事であった。自然と人間の共存。ここでも、観光開発の一つを見ることが出来た。シュノーケリングはキレイ!の一言だった。透明度の高さを誇るコスメル。その名の通り、多くの魚やサンゴ礁を見ることが出来た。
グァナファト
中央高原北西部、中世都市、メキシココロニアル都市の中でも一番美しい高原の街グァナファト。町全体が保護・管理され、中世ヨーロッパをイメージさせるような街の作り。山に囲まれ入り組んだ道、傾斜の激しい道、地下街道。見るもの全てが新鮮だった。 散策中も、どこから写真のフォルダーを覗かせても画になる景色だった。こじんまりした小さな街だが、その雰囲気に魅せられた。
テオティワカン
メキシコ最大の都市遺跡テオティワカン。世界でも3番目の大きさを誇る太陽のピラミッド。紀元前2世紀頃建造され、推定20万人以上の人口の都市とも言われている。 現在あるものは、ほとんどが復元されたものではあるが、紀元前2世紀頃の人達がどれほどの知恵と労力を使って建てたものか。圧倒されてしまった。
そして・・・気が付けば、ニカラグァ生活も残り後1年。どうなる事やら。活動に生活に人間関係に。
この3週間を振返ると、任地がニカラグァでよかった事。ニカラグァのことが大好きなこと、そして、残りの1年、もっと一杯の子供達の笑顔が見られるように、笑って過ごしていきたいです。
訪問した全ての写真、報告が出来なくて残念です。
皆さんも、中米、そして、ニカラグァへ足を運んで見ませんか?
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Ai Kimura 木村 愛(14-1・青少年活動)
【住所】 Ai Kimura
Apartado Postal P.O.Box 27 San Marcos Carazo NICARAGUA
【E-mail】 aipupupu@ibw.com.ni